
伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)
鶏図押絵貼屏風4(とりずおしえばりびょうぶ)
江戸時代中期 京都 細見美術館
若冲の観察眼の真骨頂とも言える鶏図。他の緻密な作品群とは違った躍動感溢れるおおらかな筆さばきがご覧いただけます。
伊藤若冲(1716〜1800)
正徳6年(1716年)、京都・錦小路の青物問屋「枡源」の跡取り息子として生まれる。23歳のとき、父・源左衛門の死去に伴い、4代目枡屋(伊藤)源左衛門を襲名する。「若冲」の号は、禅の師であった、相国寺の禅僧・大典顕常から与えられた居士号である(「居士」は、在家の仏教信者のこと)。大典の書き遺した記録(「藤景和画記」)によると、若冲という人物は、絵を描くこと以外、世間の雑事には全く興味を示さなかったという。商売には熱心でなく、酒もたしなまず、生涯、妻もめとらなかった。40歳の宝暦5年(1755年)には、家督をすぐ下の弟に譲ってはやばやと隠居し(当時、40歳は「初老」であった)、念願の作画三昧の日々に入った。以後、85歳の長寿を全うするまでに多くの名作を残している。中国絵画の影響を強く受け、身近な花鳥などを主題に奇想ともいえる超現実的な作品を得意とした。
H036 伊藤若冲 / 鶏図押絵貼屏風4
型番 | サイズ | 寸法(cm) | 販売価格(税抜) |
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L-H036 | L | H117.0×W54.0×D4.0 | 250,000円 |
M-H036 | M | H100.0×W47.0×D4.0 | 200,000円 |
S-H036 | S | H89.0×W42.0×D4.0 | 150,000円 |
SS-H036 | SS | H50.0×W25.0×D3.3 | 46,000円 |
仕様: 額装(木製黒額縁、ビロードマット)
認定書・差込式段ボール付(黄袋入)