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神坂雪佳(かみさかせっか)

白鳳図(はくほうず)

明治期〜昭和初期 京都 細見美術館蔵

白鳳は想像上の喘鳥として古来より中国で尊ばれ、多く描かれてきた。
目を惹くような白いアール・ヌーヴォー調の尾羽が画面に動きを与えつつ、気品を醸し出している。白鳳が岩上に立ち、振り返る姿、そして見事な羽が画面の大部分を占めるという構図は伊藤若冲の動植綵絵「老松孔雀図」(宮内庁三の丸尚蔵館蔵)に似ている。孔雀を描いた濃密な若冲の世界とは異なり、雪佳の白鳳図には、たらし込みと彫塗りを併用した岩や、雪佳の得意とした白菊が見られるなど、琳派作家であることを意識した作品に仕上がっている。

神坂雪佳(1866〜1942)

京都御所警護の武士、神坂吉重の長男で、名は吉隆。明治14年(1881)、16歳で四条派の鈴木瑞彦に習い、明治23年(1890)、岸光景に琳派や図案の手解きを受ける。明治34年(1901)約半年にわたる訪欧のあと、漆器、陶器、染色品をはじめとする工芸品に精力的に意匠図案を考案し、博覧会などで優秀な成績を修める。 昭和13年(1938)嵯峨野に隠棲、同17年(1942)1月4日没した。享年77歳。琳派の伝統を踏まえながら、大胆で新しい装飾美を追求した雪佳の作品は、海外へ流出される事も多かった。近年その高いデザイン性が日本でも再評価され、「近代琳派」として注目されている。平成15年(2003)から翌年にかけ、日米計4会場において大規模な回顧展が開かれ、内外から更なる関心を集めている。

H017 神坂雪佳 / 白鳳図

型番サイズ寸法(cm)販売価格(税抜)
L-H017LH117.0×W54.0×D4.0250,000円
M-H017MH100.0×W47.0×D4.0200,000円
S-H017SH89.0×W42.0×D4.0150,000円
SS-H017SSH50.0×W25.0×D3.346,000円

仕様: 額装(木製黒額縁、ビロードマット)
認定書・差込式段ボール付(黄袋入)